ゴールデンウィークとはいえ、
私の場合はいつもと同じく仕事の日々。
その分、先月は小さな旅をくり返し、
"おでかけ欲"を満たしてきました。
岐阜県美濃市、うだつのある街並み。
私が訪れた日は、雨にしっとりと濡れて落ち着いたたたずまい。
GWには大勢の観光客で賑やかになることでしょう。
本美濃紙がユネスコの無形文化遺産になり、
訪れる人がぐっと増えているとのこと。
通りを歩いていても、お祝いムードが感じられます。
ここでは、下を向いていてはもったいない!
やはり、うだつを見上げながら散策したいもの。
うだつとは、屋根の両端に作られた防火壁。
江戸時代、豪商たちが競い合って立派なうだつを設けました。
ステイタスシンボルのような意味あいもあったことでしょう。
国の重要文化財に指定されている小坂家のうだつは、
鬼瓦を持たない珍しい形。
すっきりとした美しさを感じます。
ずっと上を見上げていると、首が痛くなっちゃう!!!
...という方におすすめなのが、こちら。
旧今井家・美濃資料館内の「うだつ蔵」です。
目の高さにうだつが展示してあるので、
細部までじっくり見ることができます。
うだつ鑑賞のあとは、美濃和紙の世界に浸りましょう。
「美濃和紙あかりアート館」にて。
美濃の秋の風物詩、「美濃和紙あかりアート展」の
入賞作品を展示しています。
ひときわ目を惹いたのが、
美濃和紙の手漉きの様子を表したあかり。
まるで「ねぶた」のように、
顔や手の曲面もていねいに作り上げています。
お城の形のこちらは、なんと小中学生の部の作品!
お見事!!!
和紙のあかりは、やはり温かみがありますね。
また、形も自在に変えられるところも大きな特徴。
和紙の可能性に、あらためて気づいたのでした。