今からおよそ100年前、
映画が「活動写真」と呼ばれ、白黒で、サイレントだった頃。
自らの語りや説明で作品を彩る職業、「活動弁士」
通称・"カツベン"は、
俳優よりも人気があったといいます。
周防正行監督の最新作「カツベン!」で
主人公の活動弁士、染谷俊太郎役を演じる
成田凌さんにインタビューしました。
この作品で映画初主演を果たした、成田さん。
活動弁士を演じるにあたって、4か月間にわたり
徹底的に訓練をしたとのこと。
声量、声の深み、七五調の名調子...
私も作品を見て、成田さんの声の魅力にひきこまれました。
そして、インタビュー中、成田さんから何度も
「楽しい」
という言葉が出てきたのが印象に残りました。
この役を演じきった喜びが伝わってきました。
話芸のスペシャリスト、カツベンは、
我々アナウンサーにとっても「ご先祖様」のような存在。
「しゃべりの世界は、奥が深い...」
見終わったあと、私もしばらく余韻に浸りました。
映画「カツベン!」は 12/13公開です!