週末に、ゆったりとした素敵な時間を過ごしました。
金沢の大樋焼本家窯元の陶芸家・大樋年雄さんの個展です。
文化勲章を受章した、十代・大樋長左衛門さんのご長男。
伝統を受け継ぎながらも、建築やデザインなど、
新しい分野の芸術も手掛けています。
先生自ら、作品を解説して頂きました。
星形が浮かび上がる台皿。
五芒星の黄金比率や、
万物は木・火・土・金・水の5つの元素からなるという、
風水の思想にインスピレーションを得た作品です。
サウジアラビアの砂を用いた作品。
砂漠の赤い砂から生まれた、灼熱の炎のように赤い茶碗です。
窯に入れると予想外の色に焼き上がることもあるのが、陶芸の奥深さ。
茶碗を作る前に、試しに小さなぐい飲みなどを作り、
焼き上がりを確認することも。
茶碗と同じく、手のひらにしっくり馴染みます。
じっくりと作品を鑑賞し、心に栄養を頂いたひととき。
2013 大樋年雄「風・土・火の個展」は、
ジェイアール名古屋タカシマヤ 10階美術画廊にて、
6/4(火)まで開催中です。