前回に引き続き、ART NAGOYA 2012の話題です。
ホテルの客室が会場ということで、
「作品を部屋に飾ると、こんな感じになる」と
具体的にイメージできるのが特徴。
ベッド、テレビ、椅子や机...
インテリアと作品がマッチするよう、
展示に工夫をこらしています。
ところで、ホテルの客室に欠かせないのがバスルーム。
扉を開けてみると... なんと先客がいました!!
まさに"全身泡人間"
そのサイズと存在感にびっくり!!
クッションなどの中身で使われる、発泡ビーズで作られています。
恐る恐る(!?)横から覗いてみると...
鏡を覗き込む、少し前かがみの姿勢。
今にも動き出しそうで、隣にいてドキドキします。
この作品を作ったのは、松本 萌子さん。
作品のタイトルは 「REST ROOM いきがオチた」
バスルームは、別名レストルーム。レストとは英語で"休憩"。
そこでは普段、何も考えず、いわば無になるような時間。
その「ふっと力を抜く感じ」を表現したそうです。
用を足し、余分なものを出し切って、フッと息を抜いた瞬間、
全身が軽くなり、泡人間に変身する...
...そんな光景が目に浮かびました。
バスルームだからこそ似合う作品!
でも、この作品が自宅にあったら、
扉を開けるたび、びっくりしてしまいそうですね♪