祭人魂 毎週土曜 11:25~放送

伝統ある祭に情熱を燃やす「祭人」に焦点を当て、地元に息づく祭の魅力を浮き彫りにする。祭人魂─古から伝わる「祭」。その土地の「人々」の息吹が感じられ、「魂」が脈々と受け継がれていく

次回放送

#333

2021.3.6放送

愛知・新城市 鳳来寺田楽

小笠原則彦さん(75歳)

愛知県新城市の鳳来寺で行われる「鳳来寺田楽」。
一年分の邪気を払い、天下泰平を願う。
今から1300年前、鳳来寺を開いた利修仙人。
308歳で亡くなるまで修行を続けた仙人には3匹の鬼が仕えており、
今も山の守り神として本堂の下に眠っている。
利修仙人は疫病を治す力を持っていたという。
思うようにならなかった今年。
集まる回数を減らし、少人数で...。
いつも通り開催することが、皆の願い。
今回の祭人は、小笠原則彦さん。
天狗の面をつけ、五番の舞に対するお礼の舞を奉納する。
祭りの最後に登場したのは、小笠原さん手作りの弓。
一矢に、皆の「願い」を込めて。
あたたかい日の光に照らされた海が、遥か遠くに広がっていた。