灯が一斉に消え全体が闇に包まれる...篠島の一年の始まりを告げる
祭り「篠島例大祭」。神職以外は島民さえもその詳細を知る者はないと
いう神秘に満ちた祭り。それは神様が神社間を渡り歩く静寂の間なのだと
いう。今回の祭人、小久保房憲さんも、他の住民同様に「その時間」は
自宅に籠り時を過ごす。翌朝からは厄を迎える男たちの頭として海岸で
神様を迎える為の舞を取り仕切るのが小久保さんの役割。
千年以上も続く伝統神事に密着する。