東海テレビ番組審議会だより
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このページは東海テレビ放送番組審議会の議事の概要をお知らせしています。
東海テレビでは各界でご活躍の10名の方に審議会委員をお願いしており、毎月1回 (8月は休会)審議会を開催。放送番組の内容をはじめ、放送全般についてのご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいています。
2025年度番組審議会委員(敬称略)※2025年4月現在
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委員長
後藤 ひとみ
愛知教育大学 名誉教授
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副委員長
福谷 朋子
弁護士
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委員
石川 仁志
(株)名鉄百貨店 代表取締役社長
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委員
岡田 さや加
柳ヶ瀬を楽しいまちにする㈱代表取締役社長
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委員
桂 文我
噺家
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委員
河西 秀哉
名古屋大学 准教授
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委員
武田 健太郎
東海旅客鉄道(株) 代表取締役副社長
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委員
竹松 千華
(有)IDF 代表取締役
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委員
田畑 豊
(株)中日新聞社 取締役
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委員
鍋田 和宏
中部電力(株) 取締役副社長執行役員
第660回 東海テレビ放送番組審議会
1.開催日
2025年7月8日(火)
2.出席者
[出席委員]
後藤ひとみ委員長、福谷朋子副委員長、石川仁志委員、岡田さや加委員、桂文我委員、河西秀哉委員、武田健太郎委員、竹松千華委員、田畑豊委員、鍋田和宏委員
[社側出席]
小島浩資代表取締役会長、林泰敬代表取締役社長、深川辰巳常務取締役(コンプライアンス担当)、吉田明弘取締役総合編成担当、青黄昭彦取締役報道局長、森脇淳役員待遇スポーツ局長、安藤英裕総合編成局長、堀田優コンプライアンス推進局長、市野直親制作局長、伏原健之報道局ゼネラルプロデューサー、髙木日菜乃報道局報道部ディレクター
3.議 題
- 「ブラジル団地 ふるさとは二つ、世界は一つ」
2025年5月29日(木)24:15~25:30放送(75分番組)
を審議
- 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(6月分)
- その他
4.議事の概要
1. 議題について委員からは
- 分断の波が世界的に広がりつつある今、日本人と外国人による共生社会をいかに作るかをテーマに、保見団地で起きている様々な人間模様に迫る視点は良かった。
- 困った人を助けたいという思いから、一直線に行動する主人公・林さんの生き方に、こんなすごい人が身近にいるんだと率直に驚いた。
- 区長会で、高齢者の一人暮らしへの対策に関して、林さんに対して別の区長が厳しく詰め寄った場面が印象に残った。
- 1999年の保見団地抗争以降、ブラジル人と日本人の25年間のあり方が見え、地元の放送局ならではの丁寧な取材姿勢が感じられた。
- ナレーションの佐藤二朗さんが、何度も登場する「ふるさとは二つ、世界は一つ」のフレーズを、呼吸を変えたりしながら上手く表現していた。
- 全体の構成が、なんとなく纏まりのない印象を受けた。取り上げられたたくさんの課題、解決策が中々見えてこなかったからかもしれない。
- ヘルメットを被らずにバイクを運転したり、登場人物がタバコを吸いながら歩く場面をそのまま映していたが、今の時代、違和感が拭えなかった。
などの意見が出されました。
ご意見に対し社側から
- 林さんと出会った時、日本人と外国人の良いとこ取りをした方だと感じ、この方を追うことで見えてくるものがたくさんあるという確信があり、取材を始めた。
- 区長会の場面は、事前に承諾を得てENGカメラで撮影した。他の区長が悪者みたいに見えないように編集では非常に気を使った。
などと説明しました。
2.社側から6月に電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた問い合わせや苦情等の概要を報告しました。
本番組審議会の議事概要は、7月27日(日)午前5時15分から放送の「メッセージ1」で報告しました。