東海テレビ番組審議会だより
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このページは東海テレビ放送番組審議会の議事の概要をお知らせしています。
東海テレビでは各界でご活躍の10名の方に審議会委員をお願いしており、毎月1回 (8月は休会)審議会を開催。放送番組の内容をはじめ、放送全般についてのご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいています。
2025年度番組審議会委員(敬称略)※2025年4月現在
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委員長
後藤 ひとみ
愛知教育大学 名誉教授
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副委員長
福谷 朋子
弁護士
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委員
石川 仁志
(株)名鉄百貨店 代表取締役社長
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委員
岡田 さや加
柳ヶ瀬を楽しいまちにする㈱代表取締役社長
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委員
桂 文我
噺家
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委員
河西 秀哉
名古屋大学 准教授
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委員
武田 健太郎
東海旅客鉄道(株) 代表取締役副社長
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委員
竹松 千華
(有)IDF 代表取締役
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委員
田畑 豊
(株)中日新聞社 取締役
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委員
鍋田 和宏
中部電力(株) 取締役副社長執行役員
第657回 東海テレビ放送番組審議会
1.開催日
2025年4月8日(火)
2.出席者
[出席委員]
後藤ひとみ委員長、福谷朋子副委員長、石川仁志委員、岡田さや加委員、桂文我委員、河西秀哉委員、武田健太郎委員、竹松千華委員、田畑豊委員、鍋田和宏委員
[社側出席]
小島浩資代表取締役社長、祖父江茂樹専務取締役(総括・コンプライアンス担当)、深川辰巳取締役総合編成担当、岡田健嗣取締役報道局長、青黄昭彦役員待遇総合編成局長、梅村育宏コンプライアンス推進局長、森脇淳スポーツ局長、安藤英裕制作局長、市野直親制作局東京制作部長、鵜澤龍臣制作局東京制作部プロデューサー
3.議題
- 委員長、副委員長の選出
- 4月改編、青少年向け番組、放送番組の種別について
- 土ドラ特別企画「介護スナック ベルサイユ」2025年3月22日(土)23:40~24:35放送(55分番組)を審議
- 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(3月分)
- その他
4.議事の概要
- 委員の互選により、委員長は後藤ひとみ委員、副委員長は福谷朋子委員が再選されました。
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4月の番組改編について説明しました。前期半年間の放送番組の種別については、「教育」が13.8%、「教養」が23.1%、CM総量が17.51%と、いずれも放送法、自主基準をクリアしていることを報告しました。「青少年向け番組」として13番組を指定したことを報告しました。
- 議題について委員からは
- 高齢化社会の進展で介護の重要性が高まっている中、介護とスナックを組み合わせてドラマの題材にしたのは、良いところに目を付けたと思った。
- ドキュメンタリーで現実を見せられるとつらいことがあるが、ドラマとして見ると、現実の問題がよく分かって内容に入りやすいと思った。
- ママ役の宮崎美子さんはベストな人選で、年を重ねた包容力があるだけでなく、今回はミステリアスな面もあり、良い言葉を発していたと思う。
- スナックの客やその相手役として登場する俳優が、いずれもベテランの良い役者ばかりで、とても味のある演技をしていたと思った。
- スナックの店内がレトロな雰囲気で、現実離れした物語でありながら軽い印象にならず、重厚感が出ていて良かった。
- 若い主人公は、本当は悪い人間ではないという設定だと思うので、犯罪グループと共同生活をしているという場面に違和感があった。
- ママが介護スナックを開いた理由、主人公の母親のエピソードなど、様々なサイドストーリーがありそうなので、ぜひ続編を制作してほしい。
などの意見が出されました。
ご意見に対し社側から
- 制作現場から高齢者に着目したドラマを作りたいとの声が上がり、若者をターゲットにしたドラマが多い中で一石を投じる機会を作りたかった。
- 3月下旬の出会いと別れの季節のドラマなので、幅広い世代に向けていろいろな見え方がするドラマを作ろうと考えて企画した。
- 制作に当たって実在する介護スナック2店舗を見学させてもらい、店に来るとみんなが元気になり、明るい顔になって店を後にするという話を聞いた。
などと説明しました。
4.社側から3月に電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた問い合わせや苦情等の概要を報告しました。