ドラマ『最高のオバハン 中島ハルコ』をもっと楽しめるWEBマガジン

#culture

"名古屋(愛知)愛"満載ドラマ「最高のオバハン」終盤へ。

2021.05.13

週末が待ち遠しい!と評判のオトナの土ドラ「最高のオバハン 中島ハルコ」。名古屋出身の毒舌スーパーレディ・中島ハルコ(大地真央)が、庶民のダメンズ女子・菊池いづみ(松本まりか)を舎弟のように扱いながら!?世の悩みや不正を忖度ナシの毒舌でバッサリ斬り倒していく痛快ストーリーにハマる人が続出!さらに、ドラマ内で度々登場する名古屋おやつが話題になりすぎて完売となる社会現象まで起きている。

明後日5月15日放送の第6話ではゲストとして、ハルコクリニックの事務長・大谷将(合田雅吏)の父・卓役に清水紘治が、その恋人・愛菜役に結城モエが登場。46歳差の授かり婚!?をきっかけに大谷父の"老いらくの乱"が勃発。さらに警視総監役でものまねタレントのゆうたろうも登場!そしてまさかの"ハルコの呼吸"も登場するなど"最オバ"のカオスワールドはその勢いをとどめることがない!

そんな第6話を前に今回お届けするのは「ココが変だよ!?名古屋あるある」。というのも、ドラマ内で描かれる名古屋の文化を表したエピソードに対して「名古屋ってそんなところなの?」「ドラマとして盛られた話じゃないの!?」と視聴者から驚きの声が挙がっているのだ。今回は過去の放送回におけるハルコのセリフから、その独特な文化の一端"名古屋あるある"をいくつか紹介させて頂く。

第1話:素晴らしきツレ文化...でもココまでする!?

「名古屋には、ツレを大事にする文化があるのよ。」

0513_11.jpg

「ツレ」とは辞書によると「道連れ、同伴者、仲間、伴侶、配偶者」の意味。名古屋以外の地域でも使われている言葉だと思うが、名古屋での使われ方には人と人とのつながりの濃さがより感じる。名古屋では何かあればツレに頼み、自分が役に立てない場合はツレのツレへ、頼める&役に立つツレがたくさんいるのが人望の証!東京・大阪に次ぐ大都市なのに、互いに助け合って生きていく文化が今なお残る稀有な都市なのだ。

ちなみにドラマ内で描かれた「ホテルの支配人が小学校の同級生」で自分(ハルコ)に「恩がある」からといって「迎えの車もよこさないなんて、どういうこと?あなた、タクシー代、払っといて頂戴」とドアマンに言って快諾されたり、自分のツレ(いづみ)の分までスイートルームが用意され、豪華なルームサービスの料理までもタダになったりするのはハルコさんの人徳のなせる業なので、皆さんは決して真似しないように(笑)。

第2話:豪華さを見せる嫁入り!?メーダイis No.1!

「今は簡素になったけど、私の時代はそりゃ派手で、透明なトラックに嫁入り道具をダーンと載せてね。知ってるでしょ?そのトラックは、決してバックしちゃいけないのよ。縁起が悪いから」

普段は倹約家でも、使うところは使うのが名古屋人。その最たるものが結婚式で、かつては透明なトラックで周囲に見せびらかすように!?運んでいた嫁入り道具。そんなお金がかかる風習から「娘三人持てば身代(しんだい)潰す」と言われていた。

0513_12.jpg

「知ってるわよね?名古屋では、早慶に合格したって、名大(メーダイ)にすりゃ~ええのに、としか言われないって」

「東京で狭いアパートで自立して偉いなんて、愛知県民は誰も思わないの。親と暮らして、一人一台車を持って、車で大学に通うのが普通。同じ地域で一生を生きるのが幸せ、ツレコミュニティの中で、持ちつ持たれつ、楽しくやろうという価値観なのよ」

名大(メーダイ)話"については、原作の著者である林真理子先生もインタビューの中で「ハルコさんは名古屋出身という設定。やっぱり名古屋の女性たちって面白いのよ!それに性別問わずみんな名古屋愛がすごく強くて、大学を出てもみんな名古屋に帰るじゃない?それと"名大が一番"っていう独特の文化はなかなか東京まで伝わってないのよね。周りの大人たちに『早稲田・慶応に行くんだったら、なんで名大に行かないんだにゃ~』って言われて、東大ぐらいでやっと納得してもらえて『そうか』って言われる。"とにかく名古屋が一番"っていうあの感じが出るといいなって思ったし、私も名大がそんなにすごいって、この小説を書いてわかって良かったなと思っています」と語っていた。

第4話:一家に一本味噌チューブ!それさえあれば何でも美味くなる!?

「名古屋じゃ一家に一本必ず常備しとる味噌チューブがあるんだわ。その味噌はでぇら美味しいんだけど、しゃびしゃびでも、どろどろでも、とにかくその味噌チューブさえありゃあうみゃうみゃあ言う女なのよ!」

0513_14.jpg

0513_13.jpg

上記はハルコが従妹の聖子(高橋ひとみ)を評して言い放った、かなり失礼な!?言葉だが"味噌チューブ信者"はどうやら聖子だけではないらしい。ご存知の通り名古屋は味噌文化で、なかでも赤味噌が定番と言われる。名古屋メシで言えば「味噌カツ」「味噌煮込みうどん」「味噌おでん」を思い浮かべることが多いし、食べたことがあるという方も多いだろう。一般的に味噌と言えば固形の生味噌だが、名古屋では液体味噌も一般的。しかも、複数の種類を主に冷蔵庫のドアポケットに常備し、使い分けているという。奥深い味噌の世界...そこに一歩足を踏み入れたら、あなたも抜け出せなくなるかも!?

愛知愛に包まれた「最高のオバハン 中島ハルコ」。明後日放送の第6話では愛知の三河地方・蒲郡が舞台に!ボートレース場や美味!な焼き鳥屋さんが登場するので、まずはドラマで愛知を愛でて頂き、自由に移動できる世の中になったら是非、「最オバ」の聖地・愛知県を旅して・食してみてはいかがだろうか。そして、第2話と第4話でハルコと"名大ミュージシャン"隆行(永嶋柊吾)が熱唱した名古屋・栄のランドマーク「オアシス21」も訪れて欲しい。時間によって様々な表情であなたを歓迎し、何より「@NAGOYA」の前での写真は旅行の思い出になるだろう。

0513_15.jpg

★5月13日朝7時解禁★東海テレビ・フジ系「最高のオバハン 中島ハルコ」写真⑦「@NAGOYA」オブジェIMG_0996.jpg

第5話で宝石を盗まれたハルコ。第6話では少子高齢化問題に加え、年の差授かり婚、さらには外国人窃盗団を追う警視総監まで巻き込んでハルコが縦横無尽に暴れまわる!さらにいづみにも新たな恋の予感が!?...そこに愛はあるのか!?

story06_01.jpg

明後日の放送前に、第5話をもう一度見たい!または見逃した!という方は、FOD・U-NEXTへ!!

fodBtn.jpg

unextBtn.jpg