次回放送
#323
2020.12.12放送
石川・輪島市 能登の祭り文化 前編
石川県、能登半島北部・奥能登で受け継がれてきた祭りの数々。
全国的にも類を見ない豪快な祭りが、連綿と続いてきた。
中でも、全国で能登半島にだけ受け継がれてきたキリコ祭り。
キリコ(切籠)は巨大な灯籠で、神輿の先導役として、
神様とともに大事にされ、富の象徴としても次第に豪華で大きくなっていった。
能登半島内で行われる180の祭りでは800基ものキリコがある。
祭りの繁栄には能登の人たちの、自然に対する強い思いがあった。
能登の人々は、海、山の恵みを交換することで、助け合って生きてきた。
キリコは、人々が大切にしてきた「恵み」への感謝の証。
今回、奥能登を訪れたのは、名古屋市で山車祭りにも参加する福島智之アナウンサー。
奥能登の風土、独特の文化が生み出した、能登の祭り。
人々が守り繋いできた祭りのルーツを辿り、能登の祭り文化を見つめる。