祭人魂 毎週土曜 11:25~放送

伝統ある祭に情熱を燃やす「祭人」に焦点を当て、地元に息づく祭の魅力を浮き彫りにする。祭人魂─古から伝わる「祭」。その土地の「人々」の息吹が感じられ、「魂」が脈々と受け継がれていく

次回放送

#312

2020.9.19放送

岐阜 郡上おどりの原点をたどる 後編

上大岡トメさん(イラストレーター)

2022年にユネスコ無形文化遺産登録を目指している
風流踊(ふりゅうおどり)。華やかな衣装で着飾り、
鉦(かね)や太鼓、笛などで囃し、歌い、おもに集団で踊る踊り。
この地方では、愛知県豊田市の「綾渡の夜念仏と盆踊り」、
三重県伊賀市の「勝手神社の神事踊」と並び、
候補となっているのが岐阜県郡上市の夏の風物詩・郡上おどり。
原点は伊勢市に伝わる河崎音頭と言われている。
伊勢参りが流行した江戸時代、
旅人が故郷へ持ち帰り独自の発展を遂げた。
共通するのは賑やかに先祖の霊をもてなすこと。
今年は町中での踊りを中止した郡上おどりだが、
伝統の灯を絶やさないためにオンライン配信という決断をした。
先祖への思い、踊りへの希望は絶えることはない。
今週もイラストレーター・上大岡トメさんが郡上おどりの原点を探る。