次回放送
#306
2020.8.8放送
三重・南伊勢町 木谷浅間祭 後編
三重県南伊勢町で行われている木谷浅間祭。
木谷は平家落人が約500年前に拓いた土地とされ、
僅か31世帯が肩を寄せ合い暮らしている。
そもそも各地で行われている「浅間祭」は富士山信仰に
端を発し、集落の高い場所を富士に見立てて行われる祭礼。
富士山を自然の神として崇める信仰は江戸時代に全国へ広がった。
木谷は生業の多くが漁業や農業で自然が相手。
豊漁や五穀豊穣と共に、無病息災を願う祭りが根付いたという。
人の営みと自然、その共存を願って根付いた祭り。
喜びや悲しみを分かち合い幸せを祈り続けてきた木谷の人々。
31世帯の家長が順に祈りを捧げる。