祭人魂 毎週土曜 11:25~放送

伝統ある祭に情熱を燃やす「祭人」に焦点を当て、地元に息づく祭の魅力を浮き彫りにする。祭人魂─古から伝わる「祭」。その土地の「人々」の息吹が感じられ、「魂」が脈々と受け継がれていく

次回放送

#297

2020.5.30放送

愛知・一宮市 石刀まつり 前編

柳家花緑さん

愛知県一宮市で戦国時代から続く石刀祭(いわとまつり)。
関ヶ原の合戦の際、徳川氏が石刀神社境内に陣を敷いたため、
社殿等が壊されたが、合戦後、修復造営がなされたことを祝い、
山車と献馬を奉納したのが始まりとされている。
見ものは3輌の山車で、からくり人形は唐子が大車輪や
逆立ちをする"離れからくり"。
町の人たちの手で大切に受け継がれてきた。
戦時中、空襲にさらされ山車を焼失しても
決行したというこの祭り。
そこにあったのは、逆境に負けない町衆の心意気だった。
訪れた、落語家の柳家花緑さん、
祭りを守る町の人たちの熱い思いに触れる。