祭人魂 毎週土曜 11:25~放送

伝統ある祭に情熱を燃やす「祭人」に焦点を当て、地元に息づく祭の魅力を浮き彫りにする。祭人魂─古から伝わる「祭」。その土地の「人々」の息吹が感じられ、「魂」が脈々と受け継がれていく

次回放送

#261

2019.8.24放送

愛知・稲沢市 こがし祭り

加藤茂さん(69歳)
愛知県稲沢市・立部神社に伝わる夏の祭礼"こがし祭り"。
五穀豊穣を願い、山車が町を練る。
350年にわたり、「たとえ米が食えない時も、"こがし(はったい粉)"を
食ってでも、この祭りだけは絶やすな」という先人の思いを受け継いできた。
しかし、昭和49年、老朽化や人手不足で山車の巡行が廃止された。
皆の心を繋いできたのは、山車に飾る祭りの象徴「切り花」作り。
世代を超えた住民が集い、先人の思いを繋げる。
42年の歳月が経ち、思いは形に。
今回の祭人は加藤茂さん。
待ちわびた夏。
先人の「心」を引き継ぎ、今年も祭りに挑む。