１００人以上が、９０ｃｍもの大きなざるを
引きちぎり合いながら奪い合う。三重県津市一色地区に
約４００年にわたり伝わる奇祭、ざるやぶり神事。
後継者不足の中、若者達の先陣を切って奮闘するのが
今回の祭人、新山文弘さんだ。小学校で地元の祭りの
素晴らしさを伝える講演を行ったり、少しでもその名を
広めようと町中に幟を立てたり、誰よりも熱い心を持つ。
その大きな背中は後輩を引き付ける力がある。